時代漆盆 
Old Lacquer ware
独酌や数寄者の御持て成しにも。
現代陶芸と取り合わせる謙信庵お勧めオプションです。
※会員様は割引対象です。
※■直しなし=経年状態のまま手を加えていません。漆ハガレ、アタリなどはご了承下さい。
※同時期同品でも状態により価格が異なる場合がございます。
※状態が悪くても雅味のあるものや、珍品、見所を備えるものが格上となることもございます。
※掲載写真のやきもの等は価格に含まれません。
※サイト内の作品紹介に使用させて頂いている場合もございます。以上ご了承下さいませ。

■ 時代漆盆屋 コンセプト ■ はじめに
「朱と黒の漆が年月を経、使われることによりかもし出す言いしれぬ味わい」
かつて上杉謙信は大の漆好きであったと伝えられ、武具には上質の黒や赤の漆に拘り、戦火の最中でも
その出来が悪いと職人達に塗り直しを命じたとされる文献が残っています。昭和52年に東京国立博物舘で
開催された「東洋の漆工芸展」の図録のTOPを飾るのは縄文土器に施された黒漆が紹介されています。
現代におきましても陶器の直しや継ぎに漆が使われています。漆と陶の相性は既に先人達が認めてきた
日本の誇る伝統最強の組み合わせと言えるのかもしれません。漆はけして主張し過ぎず、やきものの魅力
を更に引き立ててくれるものと考えております。 ・・・・・ご高覧頂けましたなら幸いです。
漆は海外から「JAPAN」と呼ばれ、その技術の高さから大きな評価と支持を集めて
きました。そして疑う余地もなく「日本の伝統工芸」として大きな魅力を伝えています。
開設にあたりましては、日ごろ私が作品掲載に使用している時代盆を譲ってもらえ
ませんか?というお客様からの御引き合いが少なくないことから考案いたしました。
弊店には茶人や地元蔵出しの品など店頭でも様々な種類の膳や盆が集まります。
ご来店のやきものをご覧になられますお客様に、酒器などの取り合わせにご提案さ
せて頂いております。単純明快な赤黒の色調や、機能重視の無駄を省いた美と堅牢
な面持ちが魅力です。備前はもちろん、現代陶芸との新旧を絶妙に引き合わせてくれ
るものでございます。時代で枯れた漆の趣きやヤツレ具合は、独酌はもちろんのこと、
親しき友との酒宴や数寄者のおもてなしにも大変ご馳走です。
盆や折敷は、空間を仕切る役割もあり、ここが自分の場所です、と主張する意味も
ございます。現代生活においては折敷ひとつで趣のある和の空間となります。
毎日お使い頂く大切な酒呑などを保管しておく場所や花台としてもご活用頂けます。
※京都・金沢を中心に入手経路や美術倶楽部での指標を基に時代評価をしておりますが、古いもので
あっても使用頻度によりましては、かなり状態の良いものもございます。
詳細に明記はいたしますが、十数年〜100年以上経過した木地・漆はハガレ、ヒビ割れなどもございます。
当時は漆芸も高価で大切にされてきたことなどから、修復や直しなども良くある話でございます。
断紋(木地が伸縮し漆が隆起したり裂けたりする景色)を素晴らしいとする美意識は「わび・さび」といった
枯淡の境地を重視する利休以来の茶の湯の影響が大きいともされています。
時代漆器は新品とは違いまして、細かい点を気にされる方はどうかご購入をご遠慮下さいませ。
しばらく使用されていなかった蔵出し品などは、弊店でも出来る限りメンテナンスしてございます。
■ 時代漆盆(漆器)等のお取り扱いについて ■
その1.漆は生きています。そして木地も日々呼吸しています。
時代漆器は特に慣らしは必要ありません。
お使いになられた後は固く絞った濡れ布巾でよく拭き上げ、乾拭きをお勧めいたします。
(拭き上げたとき漆の色落ちがある場合もございます。(特に根来塗など)
色が付着しても支障のない布をご使用下さいませ。)
汚れがひどい場合でも、水道やお湯でジャブジャブ洗うようなことは禁物です。
亀裂や漆の剥がれた部分より水分が木地に達し、変形、歪みの大きな原因となります。
椀などの食器類は洗浄後、十分水分を拭き取り自然乾燥させてください。
直射日光や高熱は禁物です。変色や歪みの原因となります。
その2.長期にお使いにならない場合は風通し良く、程好く湿気のある場所で保管してください。
極度に乾燥した場所や四季により高温になる可能性のある場所は避けて下さい。
できるだけ温度変化の少ない場所が最適です。
盆・膳・折敷は水平にして収納して下さい。
立てかけたり、足が接地しない様な収納は木地の収縮、反発力を生みます。
歪んだものを治すことは逆に容易ではございません。ご注意下さいませ。
※基本的にはできるだけ頻繁にご使用されるのがよろしいかと存じます。
使用により適度な湿気や状態を把握することができます。
漆器は使わないことの方が怖いです。使われて丈夫にもなるものです。
もし歪んでしまったら・・・。
足付膳や折敷でガタガタしてきた様な場合は、平な場所に置き、
少し重たいものを載せ、数日放置してみて下さい(花器を飾るなど)。
木地は生きていますので、元のバランスを取り戻し直る場合があります。
いずれにしましても、歪ませない日々の心使いが慣用です。
また木地のワレ・カケや漆の亀裂が生じました場合でも、使用における痕跡として
どうか景色としてお楽しみ頂けましたら幸いです。機能に即した美となります。
一般的に漆器の扱い方は大変に思われがちですが、時代を経た漆、木地は強健です。
漆器は使い込まれることにより、やきもの同様にお育て頂くものでございます。
気を使いすぎても楽しみが半減してしまうものです。無理な使用を避け、やきもの同様
愛玩いただけましなら豊かな表情を見せてくれることと存じます。
ご不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
謙信庵 大越


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